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有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅の違い

有料老人ホーム

有料老人ホームには

介護付き有料老人ホーム
住宅型有料老人ホーム

の2種類があります。
この他に健康型有料老人ホームと呼ばれる、自立の方向けの施設もありますが、基本的にはこの2つに分けることができます。

介護付きの介護とはどのような意味なのでしょうか。住宅型では介護はしないという意味なのでしょうか。

ここでいう介護とは「特定施設入居者生活介護」という介護保険のサービスを示します。 介護付き有料老人ホームに入居された方は、このサービスを利用し、どれだけ介護保険のサービスを利用しても同じ料金となります。

住宅型有料老人ホームでは、一般的に「居宅介護支援」「訪問介護」「訪問看護」「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」といった、在宅向けの介護保険を利用します。「訪問介護」と「訪問看護」に関しては、サービスを受けるごとに費用が発生し、「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」は、ケアプランに沿って受けるサービスが決まり、費用は固定になります。

サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅は

「サ高住」「サ付き」「サービス付き」などと略される施設で、高齢者単身・夫婦世帯が安心して居住できる賃貸等の住まいです。

ここでいうサービスとは「見守り」「相談」が含まれており、施設によっては、食事の提供、病院への送迎、介護保険外の介護を管理費に含めた施設があります。
多くのサービス付き高齢者向け住宅では、「居宅介護支援」「訪問介護」「訪問看護」「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」といった在宅向けの介護保険を利用します。 この点は、住宅型有料老人ホームと同じ運営方法になります。

費用面の違い

有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅の費用面の違いは、施設ごとの設定でどちらが高いとは一概に言えません。

ただし、法整備的に意味で大きな違いとして「一時金」の考え方がでてきます。

有料老人ホームは前払家賃という名目で一時金を設定している場合があり、この一時金は入居3ヶ月で30%償却されるなど、入居してすぐに大きな費用が発生します。

サービス付き高齢者向け住宅では一時金の設定をすることが制限され、敷金という名目になります。敷金の場合は、一時金の初期償却のように、一定期間でまとめて償却されることはなく、居室の利用状況に応じて現状回復などの費用に利用され、退去時に残額が返却されるカタチになります。

介護保険の違い

特定施設入居者生活介護と居宅サービスといった介護保険では、介護の提供方法が異なります。

居宅サービスは、その名前の通り、在宅(家)に訪問し介護を行うことが前提になっており、一人の利用者に対してのサービスを想定しています。介護サービスによっては、一人の利用者に対し、複数名のスタッフが介護にあたる場合がありますが、その逆として、複数の利用者に介護を行うということがありません。

例えば、フロアで20名の食事補助に3名のヘルパーが行う場合、介護保険を利用する場合は、食事介助として一人に20分や30分といった時間をかけて介護を行います。

入浴介助をする場合も、大浴場での介護は介護保険にはならず、個浴や機械浴など一人に対して行うサービスが介護保険の対象になります。

施設の実態としては、サービス付き高齢者向け住宅は、介護付き有料老人ホームよりも平均介護度が低いことが多く、特に入浴は大浴場を利用されるべき人が多く入居されています。

介護が必要であっても、機械浴ほどではない方もいらっしゃいますので、この場合は、サービス付き高齢者向け住宅を運営する企業の管理費に含まれている、もしくは自費サービスといった形となります。

居宅サービスにおいては、サービスごとに記録を残す必要があります。この記録は、サービスを提供する運営事業者が作成し、サービスを受ける利用者が確認の為、捺印を行う必要があります。
介護付き有料老人ホームにおいても記録といったことは出てきますが、その頻度や確認作業に時間を費やすことが出てきます。

介護スタッフの配置の違い

居宅サービスを行う介護スタッフは、サービス付き高齢者向け住宅のスタッフではなく、居宅サービス(例えば、訪問介護ステーション○○)のスタッフになります。
居宅サービス専用の事務所が設定されており、サービス付き高齢者向け住宅の施設外に事務所がある場合もあれば、同じ事務所の中で席やキャビネットを明確に分けることで、同居している場合があります。

その為、介護スタッフは法令上は、その事務所から居室やレストランに介護サービスを行う為に訪問するというスタンスになります。
実際には、一人サービスを行うごとに、事務所に戻るということは無く、常に施設の中にいることになると思いますが、一日の中で、誰の介護を行うのかが決まっており、その対象者がそれぞれ別のフロアにいる場合もあり、施設全体の利用者に介護を行う場合があります。

介護付き有料老人ホームの場合は、フロアに配置される形式が多く、誰の介護というよりはフロアを中心に介護を行っていきます。
介護付き有料老人ホームにおいても、何時に○○号室の排せつ介助、何時から入浴介助の当番と、流れはでてきますが、フロアの見守りやナースコール対応など、配置されたフロアの介護を行うことになります。

資格の必要性

介護付き有料老人ホームでは、介護を行う上で、法的に資格は必要ではありません。

ただし、施設の安全や信用を保つ上では、無資格の人だけで業務を行うわけには行きません。

訪問介護を行う上では、ヘルパー2級以上が必須となります。

ただし、サービス付き高齢者向け住宅の業務として、介護保険を利用したサービスのみというわけには行かないのが現状です。
すでに記述した通り、大浴場を利用する際には、介護スタッフを配置しないわけにはいかないですし、食事介助を行う場合も、配膳下膳のみといった、保険外サービスは一切行わないといった施設は皆無です。そういった業務を行うために、無資格の方でも、受け入れる施設もあります。